イギリス T


  現在イギリスで海外勤務している大学時代の友人を訪問することを主目的にして、二人でロンドンフリースティの旅に出かけました。本当なら最初の日にオプションの半日ロンドン観光を利用して、少し慣れてから友人の勤務地を訪れたかった。しかし日程の都合で着いた翌日、初めてのロンドンチューブを利用してパディントン駅へ。そこで列車のチケットを購入して友人の待つウースター駅へと向かいました。


  乗った列車は定刻に出発。列車の中には電光掲示板で駅名が記されていました。お陰で2時間10分乗って目的地へと到着するまで安心できました。着いた駅は無人駅でした。確かに列車の中で車掌さんが検札に来ました。切符を持っていない人は、車掌さんから買っていました。町の人口は9万人ほどだけれど、土日は郊外から買い物に来る人がドット押し寄せて、倍ぐらいになるということでした。土曜日だったので、時間が経つにつれて人が増えるのが実感できました。

町並み  町並み

  ウースターは、貴族によって生み出されたウースターソースで有名です。また、この地出身者でイギリスの誇る作曲家エルガーは、旧20ポンド紙幣の裏に載っていました。名前には馴染みがありませんでしたが、"威風堂々"の作曲者と聞いて、成る程と思いました。下の写真はウースター大聖堂とその中のジョン王のお墓とエルガーの銅像です。

ウースター大聖堂 ジョン王の墓 

エルガーの像


  ここは王室御用達のロイヤルウースターの窯元が有りましたが、現在は生産されていません。少し前までは陶磁器の博物館もあったそうですが、それも閉鎖されていました。ここに車を止めてセヴァーン川に沿ってウースター大聖堂へと歩きました。この川の白鳥は年中ここから離れないそうです。ウースター大聖堂には、マグナカルタで有名なジョン王のお墓があります。

  友人の社宅は町を少し離れた新興住宅地に有りました。本当に似たような家ばかりが建っていて、通り毎に名前が付いてはいましたが、違いが実感できませんでした。町を囲む環状道路の外側に位置していました。近くにはテスコが一軒有って、その周りに集会所のようなものが有るだけでした。町の中心までは車で15分ぐらいだけれど、他に交通手段は有りません。

社宅  パブレストラン

  セミ・デタッチド・ハウスでした。所謂二戸一です。家の軒数の数え方は、煙突の数とドアの番号だそうです。最近は煙突のない家も有るそうですが。右側は夕食を取ったパブレストラン。寒い中を外でビールを楽しむというのには驚きました。

市庁舎  ストラトフォード・アポン・エイヴォン

シェークスピア劇場  バースプレイス

エイヴォン川  ニュープレース

  翌日駆け足でコッツウォルズの北部地域の町を訪れました。日曜日のストラトフォード・アポン・エイボンは、住民が逃げ出すほどの観光客で溢れるそうです。訪れたのが早すぎて、店は何処も開いていなかったけれど、静かな町を散策できました。上の写真はストラトフォード・アポン・エイヴォンの市庁舎と町の目抜き通りとシェークスピア劇場とシェークスピアのバースプレイスとエイヴォン川とニュープレースです。その後、バイブリー、チッピングカムデン、モートン・イン・マーシュを廻りました。少し休んだベンチの側に大きな栃が有りました。栃の実を初めて見ました。栗の実ぐらいの大きさがありました。

カムデン・ロック  モートン・イン・マーシュ

モートン・イン・マーシュ駅  単線

  上の写真はカムデ・ンロックの元羊毛集積場とモートン・イン・マーシュの町並み。モートン・イン・マーシュ駅とその付近。単線が分かると思います。駅も無人駅でした。

  帰りの列車は日曜日だからか、定刻に来ませんでした。途中の駅でも対向の列車が遅れていたため15分間待ちました。出口には改札機が有ったので、本当に驚きました。乗るときは改札機を通らなかったからです。

(2007.4.25  掲載)  (イギリス Uへ)




HOMEへもどる