和歌山



中言神社  歌碑

  紀三井寺球場へ野球の応援に出かける夫に付いて、和歌山県へ出かけました。紀三井寺球場は海南インターから15分ぐらいの所です。2時間あれば十分だろうと思って出かけました。1時間40分ほどで到着しました。野球を見る気は無かったので、付近を散策することにしました。漆器の町の黒江地区へ行くことにしました。球場へ行くときに車で通りすぎたので、折良く来たバスでバックしました。地図も持たずに適当に歩いて、道行く人に尋ねました。「漆器伝統産業会館」で色々教えてもらえますよと教えてくれました。でも、会館が開くのは10時からなのに、到着したのは9時半でした。どうしようかと思っていたら、ボランティアの案内人の方が来られました。遠くから来る人は朝が早いので、早めに来られたとのことです。ラッキーでした。上の写真は中言神社(境内に紀州名水が湧いています)と万葉歌碑(奈良時代には景勝地だった)です。

  黒江の町並みは土地の関係で鋸の歯のように成っています。江戸時代に埋め立てられたときの地所の関係だそうです。道路に沿った家を建てると、家の中に三角形の部分が残るそうです。最近では建て替える家も多くて、特徴が見られなくなりつつあるそうです。江戸時代から漆器産業が盛んだそうです。時代の流れで現在は木地の加工品を中国から輸入して、下地、塗りなどに工夫を凝らして、高級品も作っているそうです。下の写真は鋸状の町並みを撮ったつもりですけれど、なかなか上手く写りませんでした。格子や虫籠窓があって歴史を感じさせました。

鋸状の町並み  格子

  昼食後高野山へ行ってみることにしました。距離は58キロと出ましたが、高速道路があるわけではないので、随分時間が掛りました。おまけにカーブの連続でハンドルをぐるぐると回し続ける感じでした。

  奥の院の前の駐車場以外は無料のようでした。私は高野山へは初めてだったので、割と手前に車を止めて歩くことにしました。金剛峯寺は屋根の葺き替え中でシートにスッポリと覆われていました。高野山の地図を手に入れて更に先に進むことにしました。胡麻豆腐を売っている店がありました。帰りまであるだろうかと尋ねると、店が1時間以内に閉めるとのことなので、持って歩くことにしました。

  地図を見ながら高野山の奥の院へと進みました。色々な人の墓所があるので、それを見ながら歩くと自分のいる位置がよく分かりました。奥の院は荘厳な感じがしました。

  高野山もまだ昼間は歩くと暑く感じるほどでしたが、木々は色づき始めていました。車を置いた場所まで、どうやって戻ろうかと思っていたら、目の前にバス停があって、すぐに発車しました。バスに乗っていると、結構登り坂になっていました。行きは下り坂だったので何も考えずに歩けたのでしょう。

  高速道路に乗る前に休憩しようとお店を探すと、ケーキと喫茶の店が目に留まりました。ケーキ店に喫茶室が併設されていて、メインはケーキ店のようでした。店員さんのお薦めのケーキの中から好みのケーキを選びました。とっても美味しかった。値段も高くなかったのでそう言うと、熊取では高いと言われているとのことでした。泉佐野と思っていたら、熊取町でした。

  阪神高速の4号湾岸線を走ったのは初めての経験でした。環状線に合流するときは、いつもとは方向が違うので、ナビに案内して貰わないと間違えるところでした。本当に自分が思っている方向とは逆でした。ナビは変な方へ連れて行くこともあるけれど、すごく助かるときもあると実感しました。でも、これからは出かける前に地図を良く眺めようと思いました。下の写真は紅葉が始まりだした高野山です。

高野山  高野山

(2006.10.26  掲載)





HOME