若狭路



  道路の混むゴールデンウィークに三方五湖へ出かけました。前夜にちょっとHPを眺めただけで、ちゃんとした計画もなく地図とナビを頼りに出発しました。最初に立ち寄ったのは、瓜割の滝です。しっかりと調べていかなかったので、その広さに驚きました。

天徳寺  滝

  天徳寺には、その庭園だけちょっと覗いてすぐ滝へと急ぎました。瓜割の滝は湧水型の滝で、ちょっと段差があるだけです。でもその水は甘くて美味しかった。真夏でも瓜が割れるほど冷たいと言うけれど、それ程には感じませんでした。天徳寺も由緒あるお寺でした。また名水公園も整備されているようでしたが、いずれも割愛しました。

三方五湖  三方五湖

  目的地の三方五湖には3時間半で到着しました。遊覧船乗り場へ入った瞬間「臨時便が出発します」とのアナウンスに、何も考えずに飛び乗りました。40分間のクルーズです。久々子湖(くくちこ)から出発しました。開削された浦見川によって水月湖と繋がっています。水月湖から三方湖へ行ってそこでUターンしました。三方湖だけが淡水湖で水月湖、菅湖、久々子湖は汽水湖、日向湖だけは完全な塩水湖だそうです。それぞれ捕れる魚も違っているそうです。湖岸では魚釣りをしている人たちがたくさんいました。

梅丈岳より三方五湖  三方五湖

  次に一番のビューポイントが梅丈岳にあるレインボーラインを走りました。途中に何カ所も展望所がありました。のんびりと途中下車しながら一番上の駐車場に入りました。結構一杯だったけれど、何とか駐車できました。山頂へはリフトかゴンドラで登ります。歩いて登る道は閉鎖されていていました。山頂もすごく整備されていて、余り好みではありませんでした。少し霞んでいたのが残念でしたが、眺望はとっても素敵でした。下の写真は小倉百人一首に詠われている「沖の石」と常神半島です。

沖の石  常神半島

  常神半島を眺めていたら先端の方まで行きたくなりました。それで、さらに車を走らせました。途中の道はかなり狭い部分もありました。ここも眺望がよいので、途中に展望所が何カ所もありました。グラスボートに乗ろうと思いましたが、残念ながら一杯でした。常神のソテツを見て灯台まで行こうかと思いました。でもとっても暑い日だったので、ソテツだけを見て帰りました。常神半島の海水は本当に透き通っていました。

常神のソテツ  常神半島の海

  日本海側としては、北限のものだそうで、国の天然記念物に指定されています。樹齢は1300年以上のものだけれど、植栽されたものか、自生のものかは分からないそうです。対馬海流と家の南側にあるお陰で大きくなっているようです。

  帰りは湖岸道路から京都東に入る道の混雑が予想されるので、適当に切り上げることにしました。でも行きに目を付けておいた熊川宿にちょっと立ち寄って鯖寿司を買いました。鯖寿司と焼き鯖寿司の両方売っていまいました。焼き鯖寿司を買いました。すごく美味しかったので、大満足でした。やはり鯖街道だけのことはあります。

(2005.05.06 掲載)





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