但馬高原植物園



  但馬高原植物園に最初に行ったのはゴールデンウィークの頃です。新緑が素晴らしくて一目で気に入りました。その植物園は元々の自然がかなり生かされています。千年カツラを公園のシンボルとして、中心はイングリッシュ庭園風に作られています。その公園のシンボルツリーは「ヤマナラシ」です。少しの風でも、サラサラと葉を鳴らします。池も風景を写すように黒砂が下に敷かれているそうです。

池  オタカラコウ

  千年カツラとその周りの木々です。千年カツラの側までは木道で行けるようになっていて、湧水を誰でも飲めるようにコップが側に置かれています。木道の側には色々な山野草が生えています。コミヤマカタクリの葉やキクバオウレンの葉が見られました。ツリフネソウの花がまだ結構残っていました。種になっている分も結構あって、手を触れるとパチンと弾けました。

カツラ  

  水辺にはアケボノソウが綺麗に咲いていました。ウメバチソウはまだこれからだったので、残念ながら見ることが出来ませんでした。

アキノキリンソウ  アケボノソウ

  大きなワレモコウやたくさんのマツムシソウが咲いていました。植物園なので、目を惹くようにかためて植えてあります。

ワレモコウ  マツムシソウ

  サラシナショウマがまだ残っていたので、嬉しく思いました。ここのはとっても大きくて2メートル以上になるものもあるそうです。シロバナホトトギスが綺麗に咲いていました。

サラシナショウマ  シロバナホトトギス

  シラネアオイの増殖に成功したので、少しかためて植栽したそうです。育てるのに3年以上掛るので、これから綺麗なのが見られそうです。見頃は5月の末頃だそうです。各地で減っている植物で、この付近に生育している植物を何とか育成しようと頑張っているそうです。次回はどの時期に来られることでしょう。

(2006.10.01 掲載)





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