新緑の紅葉谷
今回は連休が終わって静かになった新緑の紅葉谷を有馬へと下りました。秋の紅葉谷は何度か出掛けたことが有りますが、新緑の頃は初めてかも知れません。上の写真はケーブルを下りてすぐに見下ろした神戸の街と有馬近くまで下った紅葉谷から眺めた山です。
上の写真はセンボンヤリとヒメハギです。センボンヤリは秋になると本当に槍のようにスッと長く伸びていますが、春の姿はチョットタンポポのようです。ヒメハギが綺麗な紫の花をのぞかせていました。
ミツバアケビやゴヨウアケビがたくさんの花を付けていました。何時ものようにゴルフ場のネットの上にたくさん咲いていました。秋になったら実がたくさん出来るでしょう。
上の写真はツクバキンモンソウとキランソウです。キランソウは結構何処ででも見かけます。薬草として用いられるとは知りませんでした。
キツネノボタンも咲いていました。タネツケバナには色々な種類があるそうで、ニシノオオタネツケバナは湿ったところが好きなので、紅葉谷の方に生えているのでしょう。
一面に白い花を咲かせていたのはヤマナシです。双眼鏡で覗くと特徴のある花がよく見えました。嬉しいことにオトコヨウゾメが丁度花盛りでした。花期が短いので、普段なかなか綺麗な状態を見ることが出来ませんでした。
シロバナウンゼンツツジも盛りが過ぎる寸前でした。ミヤマガマズミも一杯に花を咲かせていました。
紅葉谷も最終地点でもうすぐ有馬と言うところは、川が広がっているので、水辺の花が見られました。ミズは蕾でした。ニッコウネコノメはほんの僅かしか見られませんでした。この辺りは8月の初めにはイワタバコも咲きます。葉っぱが顔を覗かせていました。
コガクウツギが咲き始めていました。葉っぱがピカピカ光っていました。もう花期が終わりかけなので見られないかと思ったフデリンドウも、小さな花をひっそりと咲かせていました。今回新緑の紅葉谷を歩いたお陰で、見たいと思っていた花を見ることが出来ました。
(2007.05.23 掲載)