紅葉



 春の桜と秋の紅葉は私たちの心を掴んで離しません。紅葉でもその時によって色々な色になります。色々な中から気に入ったものをピックアップしました。


それぞれの紅葉



 壇山神社

 私が一番始めに歩き出したのは、奈良の壇山神社からです。その年は真っ赤な紅葉と言うわけではなかったけれど、のんびり歩くということに惹きつけられました。お寺や山の話を聞きながらのんびりと歩くと、非日常的で心が解放される気がしました。

 紅葉の名所三尾の栂ノ尾、槇尾、高尾から清滝川に沿って渓流ハイキングをしました。さすがに紅葉の名所です。ここの紅葉は見事でした。なかでも高尾の神護寺の紅葉は素晴らしかったです。清滝川沿いの道は歩くのにもってこいの道で沢山の人が歩いていました。

 嵯峨野

 三尾は人気の場所です。当然、人の出もそれは凄いものでした。嵯峨野から嵐山の渡月橋まで歩いて帰ってきたのですが、すごく車が渋滞していて、歩いている私たちの方がずっと早く先へ行けるぐらいでした。

 葛城の道 

 奈良の葛城の道は、昔は葛城古道と呼ばれていましたが、今はその大部分が舗装されてしまっているので、名前まで変更されています。高鴨神社、高天彦神社は、どちらもなかなかしっとりとした神社でした。色々見て歩いて長柄神社で休憩していたら、近所の方が声を掛けて下さって、すぐ近くの邸内の樹齢400年のケヤキの大木を見せてくださいました。

 それから大銀杏のある一言主神社へ行きました。その日の主役は大銀杏でした。幹が瘤のようになっていたのも風変わりだったし、葉っぱが大変小さかったのには驚きました。その後行った九品寺の紅葉は、その美しさを余すところ無く見せてくれました。

 九品寺

 最後は当尾の里です。石仏を見ながら浄瑠璃寺から岩船寺までの里歩きです。道すがら可愛い石仏を見たり、ちょっと寄り道して滝を見に行って、その帰り道で冬苺を摘んだりしながら歩きました。浄瑠璃寺では丁度紅葉が真っ盛りでした。

 浄瑠璃寺

 運良く秘仏公開の時で、吉祥天女像を拝見することが出来ました。当尾の里は奈良に有るような気がするのに、実は京都なのです。途中の道には無人の野菜や果物の店があって買ったりも出来て、本当にのんびりする良い道でした。



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