伊吹山


  四年ほど前に伊吹山へ行こうと友達と約束しました。でも約束した日は大雨でした。それ以来なかなか行くことが出来ませんでした。7月の下旬にようやく約束を果たせました。同じような時期に出かけても、その年によって見ることの出来る花は違ってきます。

クガイソウ  イブキトラノオ

  登り初めから目に留まったのはクガイソウの紫でした。シシウドも大きな花をつけていました。少し登ると、イブキトラノオが見られるようになりました。

  イブキフウロやハクサンフウロも見かけました。でも風で上手く写真が撮れませんでした。お目当てのルリトラノオを目にすることが出来なかったのがとっても残念でした。登り初めの方で見かけたと話されている方がいました。でもお陰でクガイソウとルリトラノオの違いをしっかりと確認することが出来ました。葉が対生になっているか輪生になっているかで見分けられるそうです。

ヤマホタルブクロ  カワラナデシコ

  ヤマホタルブクロが可愛い花を見せてくれました。カワラナデシコのハッとするようなピンクがとっても鮮やかでした。キバナノレンリソウは他の葉っぱの下から黄色い花をのぞかせていました。

キイロカワラマツバ  キバナノレンリソウ

  山頂から下を覗くとオオバギボウシが一面に咲いていました。山頂付近にはキバナノカワラマツバが人に踏まれそうな感じで咲いていました。伊吹山には三種類のカワラマツバが有るそうですが、山頂のは黄色が一際鮮やかでした。

シモツケソウ  メタカラコウ

  またシモツケソウが辺り一面をピンク色に染めていました。これもピンクの濃さが少し薄いものもありました。満開にはまだ少し時間がありました。でも蕾もしっかりピンクで結構綺麗でした。

トモエソウ  キリンソウ

  メタカラコウも結構黄色い花で目立っていました。トモエソウもキリンソウも黄色で人目を惹いていました。前回の時に見かけたユウスゲは目にすることが出来ませんでした。コオニユリもほんの少ししか見あたりませんでした。本当にその時々で目にすることの出来る花は変わってきます。秋の花であるヨツバヒヨドリを見かけました。

コオニユリ  ヨツバヒヨドリ

  伊吹山のドライブウェーは普通車で3000円です。最初に行ったときは高いなと思いました。でもこれほど色々な花を見せてくれる山に簡単に行けることを思うと、一概には言えません。

もうすぐ頂上

  梅花藻を見たいと友達が言うので帰りに醒ヶ井に寄りました。ナビを入れたら伊吹山からはすごく近くでした。僅か22キロしかないのには驚きました。駅前の駐車場に車を止めました。少し歩きかけると、小さな張り紙に「梅花藻 →」が有りました。その矢印に沿っていくと、確かにたくさんの梅花藻が咲いていて、写真を撮っている人が結構いました。去年よりは花が小さかった。

  帰ろうと駐車場へ行くと線路沿いに何人か人が集まっていました。何だろうと話を聞くと、関東の方で走っているけれど、この辺りでは珍しい列車を待っているとのことでした。でも良く話を聞くと、時間も日にちも定かではないというのです。駅員さんに聞きに言った人の話ではあと10分ほどで来るというので、物好きにも待ちました。

梅花藻  電車

  来た電車は、別に変哲のないものでした。その列車かどうかよく分からなかったけれど、帰りが遅くなるのでそれ以上は待てませんでした。米原のインターから高速に乗りましたが、入りづらい入り口でした。北陸自動車道と連結しているせいでしょうか。慣れないものには、驚きでした。

  写真の上にカーソルを置いてください。花の名前がでます。

(2005.08.10  掲載)




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